関節治療の専門医に聞いてみました!

第277回 膝(ひざ)の痛みが消えた歩ける喜びをいつまでも
変形性膝(ひざ)関節症の
治療で健康寿命を延ばす

  • 西森 誠 先生
  • 広島市立安佐市民病院 整形外科・顕微鏡脊椎脊髄センター部長、リハビリテーション科部長
  • 082-815-5211
ドクター
プロフィール
日本整形外科学会専門医、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会評議員、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、医学博士
エリア 広島県タグ
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西森 誠 先生

人工膝関節置換術を受けた場合、術後からリハビリ、回復まではどのように進みますか。

ゴルフ

リハビリは、早い場合は手術の当日から始めます。術後すぐは、血栓ができやすいので脚を曲げたり、膝を動かしたりします。3週間くらいが退院の目安ですが、その頃には痛みも取れて日常生活には、ほぼ不自由がなくなります。入院した時点の歩行以上の状態になっているかどうか、リハビリのスタッフや看護士が確認し、もう少しリハビリが必要な場合は専門病院へ転院することもあります。外科医や理学療法士、薬剤師などのチーム医療によって、患者さんを回復に導いていきます。
術後は痛みが取れて、ゴルフなどのスポーツもでき、快適な生活を楽しむことができます。人工関節の耐久性が上がり、20~30年と長持ちするとされています。年に1度は、病院で状態をチェックして様子を見ます。

西森先生から膝の痛みに悩んでいる方にメッセージをお願いします。

西森 誠 先生

人工膝関節置換術は、一般的な手術になっていますが、手術を行っている医療施設の情報を集め、信頼できる病院、先生を探しましょう。膝の専門医またはかかりつけのクリニックの先生に、相談してみてください。
「痛みがなくなり、自由に歩ける」と言って喜んでくださる患者さんに会えることが、医師としてとてもうれしい瞬間です。歩くことで、人は会いたい人と会って、見たいものを見ることができます。自分の足で歩けるというだけで、人生の彩りは何倍にも広がるのです。長寿を生きる時代になり、膝の痛みを少なくしたい、充実した生活を楽しみたいという高齢者は、ますます増えているように思います。自分の足で歩くことを存分に楽しんでもらいたいと願っています。


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