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患者さんストーリー

表情も心も明るくなりました。

この記事の患者さん

ひざ関節

渡辺 紀美子さん (仮名)
茨城県在住 
79歳、専業主婦

病名 変形性膝関節症(左足)

治療法 人工膝関節置換術

この記事の目次

02 受診、そして手術へ

歩くたびに音が・・・

何年にも及ぶご主人の献身的な協力の下、治療を続けていた紀美子さんでしたが、今から5年前、加齢と共に痛みがぐんと増すようになります。しかし、年齢を考えると、手術を受ける決意はつきませんでした。週に1回、注射を受けに通っていた病院では、担当医師から「痛くないですか?痛かったら手術しましょう」と度々尋ねられていましたが、「痛くありません」と答え続けていたといいます。この頃には、紀美子さんが歩くたびに、左膝はギシギシ、ギリッギリッとこすれる音がし、美術館など静かな場所へ行くと、その音が響くほどでした。

新聞記事を読んで

痛みとの戦いに終止符が打たれたのは、新聞で『筋肉を切らない人工関節手術』という記事を読んだことがきっかけでした。医師によって執筆されたこの記事では最小侵襲手術という新しい手技について詳しい紹介がされていました。その医師が勤める病院は、息子さんの住まいにも大変近く、紀美子さんはとうとう、その病院での手術を決意します。

受診、そして手術へ

2006年12月5日、紀美子さんは左足の人工関節置換術を受けました。術直後の筋肉痛を除いて、左足の痛みは術後一切無く、その喜びで、歩行器も杖も、許可される前から使い始めてしまったほどでした。術後2~3日で開始されたリハビリテーションでは、車椅子や歩行器をどこにもぶつけず器用に乗りこなす紀美子さんに、周囲も家族もびっくりしたといいます。

03 これまで出来なかったことが出来るように

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