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患者さんストーリー

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軽い違和感・・・けれど診断は意外な結果に

今から15年ほど前のある冬の日、症状の始まりは手の人差し指と中指の付け根の違和感でした。痛いというほど大変なものではありませんでしたが、何となく気になったため、吉野 祐子さんは近くの病院を訪ねることにしました。
「きっと関節炎だよ」。最初は先生もそう話していた程度の症状。しかし、祐子さんにとっては、その日が痛みとの長い戦いの始まりとなりました。検査の結果、リウマチの値が出てしまったのです。薬の処方を受けたものの違和感は消えず、2回目の診察でより強い薬を使うと言われた祐子さんは怖くなって服用するのを躊躇してしまいました。ここから、祐子さんは自分に合う治療法を探してさまざまな病院を駆け巡ることになります。

痛み出した足、そして症状はますます進行

最初は漢方薬の煎じ薬で有名な先生のところへ。そこで、手の方は良くなったのですが、今度は脚の痛みが出てきました。
同居している娘さんに教えられ、次はリウマチ専門医へ。そこではレーザー治療を受けましたが、6年ほどして、今度は膝に水が溜まるようになりました。「膝の水を抜くと癖になる」。そんな話も耳にしましたが、水を抜くと一時的に良くなるため、半月~1ヶ月おきのペースで水を抜いてもらう日々。気がつくと、その回数は両膝合わせて20回にもなっていました。
しかし、脚の痛みは快方に向かうどころかさらに症状が進行し、数年後には外出するのに杖が必要になってしまいました。

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