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患者さんストーリー

脚の痛みに耐えながら仕事や家事に明け暮れていた日々が遠い昔のことのよう。今ではショッピングや温泉旅行も満喫しています。

この記事の患者さん

股関節 ひざ関節

小堀 明子さん

小堀 明子さん
栃木県在住 
47歳(手術を受けた年齢)

病名 関節リウマチ

治療法 人工関節置換術(右股関節・左膝)

この記事の目次

02 手術を受ける決心から手術後まで

実姉との久々の再会が手術へのきっかけに
小堀 明子さん

痛みに耐える日々が続きましたが、先生の「まだ大丈夫」という言葉に加え、私だけでなく一番近くにいる家族も、しゃがめない、靴下がはけない、などの状態に慣れてしまい、それなりに普通に感じてしまっていたのかもしれません。症状は少しずつ悪化していくので、本人も毎日一緒にいる家族も見慣れてしまうんでしょうね。

そんな折、実家に顔を出した際にしばらくぶりで姉と会ったのですが、姉は開口一番「あなた、歩き方がおかしいわよ!」と指摘したんです。そして「ほかの病院で別の先生に診てもらったら?」とも助言してくれました。自分自身でも歩き方がおかしいということには気づいており、嫌で仕方がなかったのですが、担当の先生を信頼していましたのでセカンドオピニオンなどは考えたこともありませんでした。姉に背中を押されるようにして、インターネットでリウマチ専門(内科)の病院を探して受診に至りました。

痛みとサヨナラできる喜びが手術への恐怖心に勝る

リウマチ専門の病院で初診の際にレントゲンを撮り、症状がひどく手術レベルであることを告げられたうえで、整形外科のある病院を紹介されました。手術に関しては、金属などの異物を体の中に入れるわけですから、全く怖くなかったという訳ではありません。でも、紹介された整形外科の専門の先生に「このまま痛みを我慢しても良くなることはないよ。手術をして一日でも早く痛みが無くなった方がいいでしょ? 」と仰っていただいたことで、痛みに耐えるしかなかった出口のない長く暗いトンネルに一筋の光が差した気がしました。そして、看護師さんに「小堀さんは、これまでに大変なハードルを一つひとつ乗り越えてこられ、最後のハードルがきっと手術なんですよ」と、励ましの言葉をいただいて本当に嬉しかったんです。それにインターネット上で、多くの手術体験者から「手術を受けて楽になった、歩けるようになった」というコメントが寄せられているのを知って、ネガティブに考えることもなくなりました。手術に関する説明も先生が分かりやすくしてくださったので、手術への不安は払拭され、早く普通に歩きたいという思いが高まりました。

手術から入院を含め、2週間後には仕事に復帰
お店

右股関節の手術後、初めて先生の前でベッドから降りた時、痛みがないことに感動したのを鮮明に覚えています。傷口の痛みはありましたが、股関節の痛みは嘘のように消えてしまっていたので驚きました。

手術後数日でリハビリを始め、痛みを感じることはありませんでした。股関節の可動域を拡大させるためのストレッチや、正しい姿勢での歩行練習を主体としたメニューを1日1時間程度、約3週間行いました。手術から2週間後にはお店を開け、仕事にも復帰することができました。また、手術前には右脚が4㎝ほど短くなっていたのですが、左右の脚の長さも元に戻り、歩行時に体が左右に揺れることもなくなりました。

右股関節の手術後、7か月が経過した頃にもともと痛かった左膝の手術を受けました。前回同様、術後数日でリハビリを始めましたが、手術直後の様子は右股関節の時とは異なり、痛みで何度か涙しました。思うように体を動かすことができず、その日のノルマを達成できないこともつらかったです。しかし、理学療法士や看護師さんたちが温かく見守って指導してくださったので、焦ったり悲観的にならず、根気強くリハビリを続けることができました。

03 人工関節置換手術を振り返って

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