[Q12]手術の適応年齢を教えてください。また、高齢でも手術を受けられますか?
仮に、人の寿命を80歳とした場合、人工関節の耐用年数が15年程度と予測すると、65歳を過ぎてから手術を受けた方が人工関節再置換手術をする可能性が低くなります。高齢でも合併症や他の疾患などがなく、術後のリハビリをこなせるだけの体力があれば、手術できる可能性は高くあります。なお、社会保険庁2008年データによれば人工股関節置換術を受けられる患者さんの平均年齢は64.7歳、人工膝関節置換術を受けられる患者さんの平均年齢は73.0歳と、比較的高齢の方が手術を受けられていることが分かります。実際に手術適応となるかどうかは、患者さんの容態や体力に大きく左右されますので、詳しくは医療機関へお尋ねください。