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人工関節とは

合併症や手術後に起こる可能性のある状態について

人工足関節置換術を行った際に、まれに別の病気が起こることがあります。これを合併症といいます。代表的な合併症には、以下のようなものがあります。気になる症状が現れた場合には、すぐに医師に相談してください。

創傷治癒遅延・感染

手術後の傷の治りが悪くなることで患部に細菌が入り込んでしまうことがあります。細菌感染は手術に常に付きまとうリスクで、完全にゼロにすることはできません。感染が起きると、一般的に、患部の腫れ、痛み、発熱といった症状が伴います。

骨癒合不全

人工関節を挿入するために骨切りを行う場合、骨切り部分がくっつかない(癒合しない)ことがあります。

血栓症・塞栓症(そくせんしょう)

手術中または手術後、血流が悪くなることで血管内に血の塊ができることがあります。これを血栓症といいます。この血栓が剥がれ、肺や他の臓器に流れていって詰まってしまうことが塞栓症です。血栓症や塞栓症が起きた場合の症状としては、太もも、ふくらはぎ、膝裏、足首の腫れ、または痛みがあげられます。

人工関節のゆるみ、破損

手術後の生活における足の使い方で人工関節がすり減り、ゆるみがでることがあります。強い衝撃が加わった場合には、破損に至ることもあります。また、人工関節がすり減って発生する細かい粉を排除しようとする身体の働きによって、周りの骨が溶かされてしまうことがあり、人工関節のゆるみにつながることがあります。人工足関節のゆるみを防止するには、主治医から説明された手術後の注意事項を守ることと定期的な検査をきちんと受けることが重要です。

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