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人工関節とは

人工肩関節全置換術とは

人工肩関節全置換術とは、広範囲腱板断裂性関節症や変形性関節症、関節リウマチによって変形した肩関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、関節の滑らかな動きを再現できるように、上腕側に入れる上腕骨コンポーネントと肩甲骨側の関節に入れる関節窩コンポーネントの2つにわかれています。腱板機能の状態によってコンポーネントの形状を変更することはありますが、上腕骨に入るコンポーネントは金属で、関節窩に入るコンポーネントは金属もしくはプラスチックのものを入れます。上腕骨と関節窩のコンポーネントの接触部分には滑らかなプラスチックを用います。

人工肩関節全置換術の流れ

使用する人工関節は障害の程度によって異なります。障害の程度が比較的軽い場合は、上腕骨側の骨頭部だけを金属に入れ替えますが、肩関節の破壊が進み、障害が著しい場合には、肩甲骨の骨にも人工関節を入れます。更に、肩を覆う腱が広範囲に損傷している場合には、特殊な人工関節を用います。

※症状に応じて手術方法が選択されるため、あくまで参考です。

日本における人工肩関節全置換術 年間症例数

▪2014~2021年の8年間で症例数は約3.5倍
※厚生労働省 第1-8 回NDB オープンデータ(レセプト情報・特定健診等情報データベース)
平成25年4月-令和3年3月診療分

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