リハビリテーション基礎知識
リハビリテーションの目的
関節の安定を保つ役割を果たしている筋肉や腱は、動かさないとすぐに弱ってしまいます。
リハビリテーションを行うことによって、筋肉を強くし、また、関節の動きを良くして、早く日常生活へ復帰することができます。
開始時期
手術後、すぐにリハビリテーションを開始します。
最小侵襲で手術を実施した場合には、手術翌日からリハビリテーションを開始するケースが一般的です。
リハビリテーションの種類
病室で･･･
- 専用の機械を使って膝の曲げ伸ばしを行う訓練
- 足を垂直にあげるなど簡単な訓練
病棟やリハビリテーション室で･･･
- 専用の機械を使った運動
- 起立、歩行練習
- 階段昇降運動
リハビリテーションのプログラム例
手術～退院まで
- ステップ1 : 膝を伸ばしたまま、ベッドに座ります。
- ステップ2 : 膝の経過が良好であれば、専用の機械を使ってゆっくり膝を曲げ伸ばしします。
- ステップ3 : 看護師や理学療法士の介助で車椅子に乗ったり、トイレに行けるようになります。
- ステップ4 : 病棟やリハビリテーション訓練室で訓練を受けます。
- 平行棒を使った歩行運動
- 歩行器を使った歩行運動
- 杖を使った歩行運動
- 階段を昇り降りする運動
※リハビリテーションの期間は施設や患者さんの症状によって異なります。詳細は医師にお尋ね下さい。
