人工関節コラム

コラム 22
人工関節の寿命

人工関節の寿命は、患者さんの身体的条件・活動性・体重、また手術で設置されたインプラントの位置の精度など、数多くの要素に影響されますが、今日では一般的に15年~20年といわれています。

様々な部位の人工関節の例(左から、人工膝関節、人工股関節、人工肘関節、人工肩関節)

人工関節インプラントは最新の技術によってつくられているとはいえ、人工物である以上、その耐久性には限界があり、人本来の関節ほどの強度や耐久性はありません。また、日々の関節の使用や回転に伴って生じる摩耗や損傷に対して人工関節の素材がどれだけ耐えられるかによって、人工関節の耐用年数は変わってきます。ですから、人工関節が生涯機能し続ける保証はないということに留意しておくことが重要です。

しかし、医師の指示に従い、患者さんが日常生活上の注意点をきちんと守ることによって、人工関節の寿命をできるだけ長く保つことが可能となります。注意点としては、主に以下の事項を守る必要があります。

  • 適正な体重を維持し、健康状態と活動性を維持する
  • 手すりや杖などを使い、転倒を防ぐ
  • 手術を受けた部位を急に動かす、急に止める、ひねる、負荷を加えるといった運動は控える
  • スポーツや活動を始める際には、事前に医師に相談する
  • 衝撃のかかるスポーツは控える
  • 物を持ち上げる動作を繰り返して行わない
  • 重い物を持ち上げたり、押したりしないようにする

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